荒川区で酷暑から住民の命守る施策・・冷房機器の購入費、設置費助成制度
今年の夏は酷暑ですが、8月下旬になってもまだ暑い日が続いています。荒川区ではこうした酷暑から区民を守る施策を実施しているので紹介します。以下は荒川区のホームページに記載してある内容です。
今年の酷暑で、全国で熱中症が多く発生しています。熱中症は、冷房機器を適切に利用し水分をこまめに取ることで十分に防ぐことができます。荒川区では、対象となる世帯に冷房機器の購入・設置費用を助成します。
対象・・自宅にエアコン(ルームエアコン・窓用エアコン・冷房専用エアコン)が設置されていない、次のいずれかの世帯に属する方
※注釈 7月24日時点で荒川区に住民票がある
①65歳以上の高齢者のみの世帯
②身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳保持者もしくは要介護4以上の認定を受けている方がいる世帯
③就学前の子どもがいる世帯
助成内容・・次のいずれかの購入(2点まで)・設置費用
- エアコン(ルームエアコン・窓用エアコン・冷房専用エアコン)
- 扇風機、冷風機、冷風扇、除湿機、サーキュレーター
※注釈 7月24日(火曜)から8月31日(金曜)までに購入した冷房機器に限る
助成限度額・・5万円(1世帯1回まで)
【共産党荒川区議団も酷暑対策を区に申し入れ】
共産党荒川区議団も今年、7月25日に西川区長あてに酷暑から住民を守る施策についての要望書をされています。注目したものとして①生活保護世帯、低所得世帯への以下の緊急支援を行うこと、②小中学校、学童クラブ、にこにこスクール、保育園などのプールも含めた夏季屋外活動については、熱中症対策を最優先して対応することなどを緊急要望しています。
こうした命を守る施策を機敏に要望する共産党区議団の動きは、住民から信頼を得ることでしょう。自治体は住民福祉の増進が第一の義務であることは地方自治法でもうたわれていますが、こうした施策を推進することを国にも、また東京都、そして行政区にも要望したいものです。
とくに生活困窮者の方で、冷房もない住民の方には今年の酷暑は命を削るほどの厚さです。ぜひこのような施策について、9月の決算委員会においても取り上げ、府中市にも要望したいと思います。 ※写真は7月25日に荒川区に要望書を提出する共産党荒川区議団(同区議団のHPから)
結城亮(結城りょう)