04 8月

豊島区の待機児童対策について、話を伺いました

【人口消滅自治体に危機感・・豊島区の待機児童解消策に注目】

 

保育所に入所できない待機児童数が社会問題となるなか、先日、この課題で成果をあげている豊島区の保育支援課に話を伺いに行きました。豊島区は人口が急減すると予測され、消滅自治体の1つにあげられるなど深刻な状況であったとのこと。そこで高野区長が若年世代を区にむかいいれる施策に力をいれ、なかでも待機児童問題の解決に政治生命を賭ける取り組みが前進しており、同区では平成29年から待機児童ゼロが実現したとのこと。また今年度からは待機児童予測をより正確かつ具体的に行う目的で、妊産婦の方を対象に保育所入所アンケートを行っており、70%ぐらいの方がこれに応じてもらえているそうです。またアンケートに協力してくれたうちの70%が区内の保育所に入所希望をされているとのこと。さらに今後は、アンケートに答えてくれた方に追跡調査を行う予定とのことです。

また認可保育所をかなり建設したものの、地域によって保育所が不足している地域も発生、0歳から2歳児までの保育所が不足しているそうです。こうした課題を解決するためにも、統計調査が役に立つと思います。こうした調査活動を続けていくことで、保育所入所希望者を統計的に積み上げることができると思います。また同区では土地の確保がままならないために、園庭がある保育所の建設には相当な苦労があると話していました。さらに運動会などの行事の開催については、地域の学校の校庭を借りて、3つぐらいの保育所が合同で開催するとのこと。

ちなみに今年度は1200億円の区の予算のうち10%を保育所対策に支出しているそうです(国、都の補助金含めて)。豊島区ではこうした成果が実り、数年前は26万人まで落ち込んだ人口も、今年は29万人にまで回復したそうです。このほかにも興味深い話をいろいろ伺いました。ぜひ私もこうした他自治体の施策を府中市にも参考となるよう、要望したいと思います。

結城亮(結城りょう)

pocketlinehatebuimagegalleryaudiovideocategorytagchatquotegoogleplusfacebookinstagramtwitterrsssearchenvelopeheartstaruserclosesearch-plushomeclockupdateeditshare-squarechevron-leftchevron-rightleafexclamation-trianglecalendarcommentthumb-tacklinknaviconasideangle-double-upangle-double-downangle-upangle-downstar-halfstatus