富山市内で交番襲撃事件発生・・拳銃強奪で2人死亡・・元自衛官逮捕
【東京新聞1面トップ報道より・・犯行は元自衛官で普通科隊員の経験者】
昨日(26日)の午後2時ごろ、「富山市の久方町の富山中央署奥田交番で、男が所長の警部補の腹部を刃物で刺し、回転式の拳銃を奪って逃走。男は近くの小学校付近で工事警備員に発砲。刺された警部補と工事警備員の方が死亡するという事件が発生」しました(東京新聞1面より)。私はこのニュースを聞いたときに、「一般の人が簡単に巡査を襲って殺傷、拳銃を強奪し、その銃をすぐに扱い、人を殺傷できるものだろうか」と不思議に思いました。一般的に拳銃は安全装置なる仕組みがあり、知識のない人は拳銃を簡単に扱うことはできないのではないでしょうか。またこの容疑者は巡査を襲ってナイフで殺傷、かつ拳銃を強奪するという犯行にも及んでおり、これも通常の「素人」では、とてもできる犯行ではないと思いました。
その「謎」が今日の東京新聞を見て、わかりました。この新聞報道によれば、事件を引き起こしたのは元自衛官で島津慧大容疑者(21歳)で、殺人未遂容疑で逮捕。記事によれば、殺人容疑の元自衛官について「自衛隊関係者によると、島津容疑者は2015年3月に任期制自衛官の候補生として採用され、陸上自衛隊金沢駐屯地に勤務。昨年3月に任期満了し、陸士長で退職」とあります。
さらに注目される記事として、「(島津容疑者が入隊していた)普通科隊員は通常、小銃を扱い、素手での格闘術の訓練も行う」とあり、私の「謎」が解けました。
ちなみに私は20年以上前、富山市内で過ごした時期があり、この事件があった奥田小学校の比較的近くに居住していたこともあって驚いています。この事件の真相究明と、今後の再発防止策について待たれるところです。
結城亮(結城りょう)