府中市の学校給食について・・栄養があっておいしい給食提供を(2018年5月4日付ブログより)
【新給食センターの学校給食の味と中身・・不評な声が聞こえる】
先の2月の市議会一般質問において、他会派の議員の方が、学校給食の評価の件で質疑をされていました。府中市では昨年9月に、新学校給食センター(朝日町)が開設後、新センターで作られる学校給食の評価の点について、多くの議員に声が多数よさせられているようです。この議員の方は一般質問のなかで「子どもたちから思いかけず、『給食がおいしくなくなった』との声が届いた」「今まで自校方式(個別の学校で給食場を設置している学校)の学校で、給食を食べていた児童からのものであり、その中には学校給食が嫌やで、『登校したくない』と話した児童に、戸惑いを隠せませんでした」とリアルな子どもの声を伝えていました。さらに「(この議員の方)独自の調査をした結果、とくにこれまで自校方式の給食を食べていた児童から、『以前と比べておいしくない』との意見が多かった」と話していました。またこの方の独自アンケートでの声のなかで「まずいものの多くは、スープが薄味、野菜の味が強いなど、汁物が不評、うどんが伸びている」「サラダのドレッシングについて苦情が多かった」「食器については、洗浄が悪いのか汚いから食欲が進まない、食器が食欲を落とす青色なので気になる」という児童の声を紹介していました。
【結城りょうの視点・・民間委託の弊害を食育発達の点から克服させよう】
私はこの質疑を聞いていて「やはりそうか」という感想をもちました。私も小学生のころ、学校給食は自校方式で、今思い出すと大変おいしかったような気がします。実はこの3月、新学校給食センターでつくられた給食をいただく機会が庁内であったのですが、確かにスープが薄味で、野菜の具もしなびれているような感想をもち、「正直、今一つだな」という感想をもちました。
新給食センターでは調理について、民間企業に委託しています。なにしろ市内すべての小中学校の給食を一斉につくるのですから、効率を最優先にして、どうしてもレトルト系の中身が多くのなるのではないでしょうか。
質疑をされた議員の方も主張していましたが、今後は地産地消で地元で採れた野菜を積極活用する、サラダなども地元企業から購入するとか、市内には農業高校や農工大学もあるのですから、こうしたとこで収穫された野菜を活用するとかも大事だと思います。どうしても民間委託は採算と効率性を優先するあまり、おいしさは二の次になる傾向があるのではないでしょうか。この民間委託の弊害を、子どもたちの食育発達の点から克服させなければなりません。今後は子どもたちの食育発達のためにも、日本一おいしくて栄養価の高い、給食センターを実現させるために、議会でも改善を求めたいと思います。
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