03 5月

府中市の児童、子どもたちを地域で守る施策について

【府中市で子どもたちを地域で守る『子ども緊急避難の家』】

 

 私は地域住民の協力をえて、登下校中の児童の見守りで児童の安全を確保するために、行政と住民で協力しあって、実現するかについて関心をもってきました。市内では、自治会、町会の方々の協力をいただき、小学校児童の登下校の見守り活動をされているところが、大変多いです。以前市内のある小学校の校長先生は「本当は学校側で児童の登下校の見守り体制を確立すべきと思うのですが、とてもそうした体制は確保できない」「地元の自治会の方々の善意で登下校の見守りをしていただき、本当にありがたく思っています」と話されていました。

そうしたなか府中市では、「子どもたちが犯罪被害に遭わないように、地域全体で子どもたちの安全・安心を守っていきましょう!」をスローガンに、「府中こども緊急避難の家」制度をスタートさせています。市(児童青少年課)のHPによると、「変質者や不審者など、子どもたちが犯罪に巻き込まれそうになった場合に、登録いただいた個人住宅や店舗を一時的な避難場所としてご協力していただく制度です。ポスターは、建物の玄関など目立つ場所に掲示していただいており、市内1741件(平成30年3月末)の個人住宅や店舗などにご協力いただいております」としています。

 市はこの制度について、平成9年(1997年)に兵庫県神戸市内において起きた児童への凶悪犯罪を機会に、「府中市でも、青少年対策地区委員会や学校の先生、PTA連合会などの関係者が話し合った結果、この『府中市子ども緊急避難の家』が生まれ、現在では、全市的な取り組みとして実施しています」と説明しています。市の説明では、児童、子どもたちが危険を感じて駆け込んできたとき、保護するようしています。この制度をつうじての効果として、①地域ぐるみで子どもを見守るという意識が生まれます、②子どもたちが安心して歩けるようになる地域を構築します、③子どもを見守るという強い姿勢をアピールでき、犯罪の抑止にもつながりますとしています。

私が小学生の時代には、こうしたことは考えられず、「日本は世界一、治安が良い国」だと思っていましたが、今日の社会状況を見ると、こうした現実的対応は必要だと思います。私も以前市民の方から、「結城さんが夕方、街頭で訴えておられますが、結城さんの行動が下校中の児童の見守り効果を発揮すると、良いですね」と尋ねられたことがあり、私も同感しました。私も今後、児童の見守りの在り方について、住民と行政とが協力しながら、児童の安全確保策について取り上げたいと考えています。

結城りょう

 

 

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