政権崩壊は避けられない!森友政局を斬る・・小沢一郎インタビュー(サンデー毎日)
【安倍内閣、散る時は潔いほうがよい】
今日(27日)発売のサンデー毎日4月8日号に、衆議院議員で自由党の小沢一郎代表の政局関係のインタビューが掲載されています。そのなかで小沢代表は、安倍総理の昭恵夫人の関与は明らかだとし、安倍総理が籠池氏に夫婦共に直接、依頼や陳情をしていないと言明している点に対しては「歴代総理のなかでこんなことをした人は初めてだが、こんなことをして私は関与していないというのも初めてだ。天下人としてレベルが低すぎる」と批判。また財務省による公文書改ざんについては「官邸に決まっている(改ざん指示を)」と言い切っています。安倍内閣の退陣については「(9月まで)持たないと思う。この国会中(の総辞職)になるのではないか。粘るほど『アイツも喚問だ』となり、ズタズタになるだけだ」「散る時(内閣退陣)だけは、潔くやったほうがいい」とし、小沢代表は安倍総理の足元を見透かしているようでもあり。
さらに朝鮮半島をめぐる北東アジア情勢にも関連し、安倍総理はアメリカからも中国や北朝鮮からも相手にされていないとし、「(総理の座を)むしろ代わった方がよい。東アジアの緊張緩和のために」とも明言されています。
【安倍政権を退陣させる自民党内の動きでは、旧竹下派がカギをにぎる】
安倍総理の後継指名については「(安倍総理自身が)できっこない」とし、自民党内の政局については、旧竹下派(平成研)の動向を注目。「あそこ(旧竹下派)がカギかもしれない。清和会の政権を多分、腹の中では快く思っていない」、さらに自民党の二階幹事長についても「二階君も必ずしも安倍じゃないだろう。機を見るに敏な人だ」として、自民党内における安倍政権降ろしの動きについても意味深な発言をされています。最後に野党がまとまって参議院選挙をたたかうことについては、「まとまる機運は底流でだんだん大きくなっている。願わくば夏までに野党結集の合意を取り付け、来年の参議院選挙に間に合うようにする。候補者調整もその間、進める」と明言し、野党第一党の立憲民主党の枝野代表のリーダーシップに期待する発言をされています。
この小沢代表のインタビューは、激動する今日の政局を知るには大変参考になる内容です。私は以前1月4日付ブログで「米朝 北京で極秘協議、トランプ政権融和派巻き返し(産経新聞)」と、3月10日付ブログで(自民党・二階幹事長インタビュー「日本は平和外交を貫け」「アメリカは北朝鮮に攻撃はしない、月刊日本3月号)において、安倍政権をめぐる森友学園政局と朝鮮半島情勢は連動しているのではないかと記載しました。ここに自民党内の政局が連動して、安倍政権の退陣はカウントダウンに入ったと思えるわけです。
共産党は安保法制反対のたたかい以来、国会でも地方でも、草の根から市民と野党の共闘で安倍政権打倒の先頭にたたかってきましたが、ついにその瞬間が到来しつつあることを予想させる小沢代表のインタビューです。