27 3月

狛江市長のセクハラ疑惑、進まぬ解明・・背景に政治的思惑も(朝日新聞多摩版)

【高橋市長と自民党・明政クラブのぎくしゃくした関係が原因?】

今日(27日)の朝日新聞多摩版に、狛江市の高橋市長のセクハラ疑惑について、なぜ議会での解明が進まないのかについて分析した記事が掲載されています。記事では「(高橋市長のセクハラ疑惑について)共産より以前に同じ資料を手に入れていた最大会派の自民党・明政クラブの市議も5日の本会議でただす予定だったが、欠席した。市長と自民党との関係は必ずしも良好ではない。(市長が)初当選した2012年、市長が市議会に出した副市長人事案は、自民党などの『与党』から反対者が出て不同意に。自公がぶつかった昨年の都議選では、市長は当選した地域の公明候補者を応援。自民は議席を失っている」と分析しています。この記事を読むと、市長の「与党」側である自民党・明政クラブの言うことをあまり聞かない高橋市長に自民党も反発していたことがわかります。

高橋市長は狛江の自民党が主導した市長ではなく、自民党東京都連が主導して擁立した経過があることは、私も以前聞いたことがあります。このあたりも、「ぎくしゃく」している原因があるのかもしれません。

 

【いま市長選挙を行うと、再び共産党に市長を奪還されるから高橋市長を辞職に追い込まない?!】

 

さらに今日の記事では4期16年間続いた矢野ゆたか市長(共産党市長)から、ようやく市政を奪還した自民党にとって、今回もし高橋市長を辞職に追い込んだ場合、市長の再選挙において、再び共産党推薦の市長候補が勝利する可能性が高いことを見込んで、自民、公明がセクハラ疑惑追及に慎重になっていると分析しています。私は3月21日付ブログ「狛江市長のセクハラ疑惑、解明進まぬ訳は」でも記載しましたが、やはり自民党側による「邪(よこしま)」な政局の思惑があったことが、今日の朝日の記事でも裏付けているわけです。

こうした邪な政局の思惑を吹き飛ばすためには、市民の世論の力しかないと思います。共産党議員団をはじめ、疑惑解明を求める他会派の議員とが協力して、このセクハラ疑惑については決着をつけることこそ、市民のみなさんは求めていると思います。

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