24 1月

府中緊急派遣村 松野哲二村長を紹介(毎日新聞東京版)

【08年の年越し派遣村の活動がきっかけで府中にも派遣村を】

 

今朝(24日)の毎日新聞東京版(24面)に、府中市内で生活困窮者の救済、支援活動を2009年から続けている、松野哲二さんを紹介しています。記事では、松野さんが府中緊急派遣村の活動を行うきっかけとなった、08年のリーマンショックを契機とする、「派遣切り」で職や住む場所を失った労働者を支援する「年越し派遣村」を見たこと。また活動内容は、労働者の労働相談や路上生活者の声掛けや見守り、生活保護受給による生計の立て直しの支援活動など、多岐にわたります。記事では「どのような問題に直面していますか」の問いに「1つは生活困窮者の高齢化です。介護が必要になるなど、単身での生活が困難になる人がさらに増える可能性があります。孤独死の対策も不可欠です。電話や訪問などで、出来る限り防ごうと取り組んでいます」と語っています。また生活保護受給者ではないが、生活保護基準以下の生活を余儀なくされている世帯への、救済活動の重要性も指摘されています。そして「ただ住まいがあり、食事ができるだけの生活を『人間的な暮らし』とは言いません。生活保護の基準額を下げる前に、今目の前にある貧困層と向き合う必要があるのではないでしょうか」と語っています。

 

【働くものの連帯と団結をこの府中から】

 

私も生活困窮者を救済、支援する行政の施策について、市議会でもたびたび取り上げてきました。その際は必ず「府中派遣村」の松野さんに、現場の声や要望、実態を伺っています。松野さん自身は東芝府中工場に勤務されていた方ですが、労働者階級の「魂」をもっている方だと、私は思います。労働者階級の「魂」とは、労使協調の企業内労組に埋没するのではなく、「万国の労働者、団結せよ」のスローガンのとおり、企業の枠を超え、正規や非正規雇用の違いも乗りこえ、世界の全ての労働者が、働くものの連帯と団結で社会を「労働者が主人公の社会」に変革にしようという思想の力のようなものです。松野さんのような草の根の運動と議会の論戦が結びついたら、必ず行政を動かせると私は思います。実は昨日も、貧困ビジネスの問題で松野さんにお話しを伺いに行ったばかりでした。

私も松野さんのような方々と運動の連帯、絆を強め、この府中から労働者が主人公の社会を作り上げるために、頑張る思いをあらたにしています。

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