地方議会113議会で核禁止条約に署名求める意見書採択(東京新聞)
【核兵器禁止条約の日本政府の参加求める意見書、府中市議会では否決】
今朝(22日)の東京新聞に、全国の113の地方議会で日本政府に核兵器禁止条約に署名を求める意見書が採択されているとの記事が1面トップで掲載されています。記事では「署名を求めたのは岩手県議会のほか、市町村議会では被爆地の広島、長崎の両市を含む23都道府県の112議会。うち16議会は署名までの間は、オブザーバーとして参加するよう要求した。
東京都では狛江市議会で可決されています。この意見書については、府中市議会の12月議会においても市民団体の方から陳情が提出されました(12月8日付、ブログで掲載)。この陳情は私が所属する文教委員会に提案され、私(共産党)と市民フォーラム所属の委員の2名が参加しましたが、自民党市政会、公明党委員らの反対で否決されました。本会議では、共産党、市民フォーラム、生活者ネットワーク、府中リベラル、自由の各議員が賛成しましたが、13対15で否決されました(反対は市政会、公明党)。
府中市市議会に陳情を提出した団体は、「きすげの会」といって、府中市内に住む原爆被害者の方々の会であり、私も本当にこの意見書だけは、党派の違いをこえて採択してほしかったと思います。しかし、今後も世論と運動であきらめることなく、将来は核兵器禁止条約に署名をする政府を樹立するために、草の根から頑張る決意です。
【地方議会の意見書とは】
地方議会の意見書とは記事にもありますが、「地方自治法第99条にもとづき、地方議会はその自治体の公益に関係する問題について、国会や関係省庁に意見書を提出できる。受理した側に回答義務はないが、住民代表である議会の総意として尊重され、地方の民意を国政に反映させる手段となっている」