待機児童 保育の潜在需要 国、自治体に「把握を」(朝日新聞)
★厚労省も待機児童解消のために支援策を拡充
今朝(27日)は京王線東府中駅北口であいさつ、午前中打ち合わせ、午後は赤旗拡大行動、夕方に駅頭宣伝を予定、夜は自治会の夜警に参加予定。さて今朝の朝日新聞3面に、厚労省が各自治体に対して、待機児童、保育の潜在需要の把握に努めるよう、指示を出したとの記事があります。記事では「認可保育園に希望しても入れない待機児童を抱える自治体に対し、厚労省は潜在的な需要を把握した上で、保育施設の整備計画を作るよう要請した。申し込む前に入園を断念する親もいて、政府の整備目標が甘いと指摘されているためだ」。また国からの支援策としては、「保育需要が増えると見込まれる市区町村には、国の施設整備費の補助割合を通常の2分の1から3分の2に引き上げる」また自治体に対しては「市区町村には、保育サービスを適切に提供できる範囲として設定された区域ごとに、①2021年度までに各年度4月1日時点の申込み数、②必要な整備数、③待機児童数・・について0歳児、1~2歳児、3歳児以上の年齢別に推計するよう求めた」とあります。
★府中市は危機感をもって待機児童解消に乗り出すべき
府中市議会においても待機児童、保育の潜在需要の把握については、今年9月の決算特別委員会でも他会派の議員の方が質疑で求めていました。市の担当者の答弁は「大変厳しいご質問で、なかなか(待機児童数の)把握ができない状況です」と述べていました。府中市は、多摩26市でワーストワンの待機児童数の自治体です。私が見聞きしたケースでは(2年前)、市内で暮らす共働きのご夫婦の方が、お子さんを保育所に入れることができず、結局奥様が会社を1年間休職してお子さんの育児をされていました。この奥様は「府中市に来れば保育所も整備されていて、子育てしやすい環境と思い新築の家を購入したのに、家計の計算が狂ってしまった」と嘆いておられました。また最近でも、市内の保育所に入所できず近隣の立川市内にある保育所にお子さんを入所させているというご夫妻のお話しも聞きました。
府中市が待機児童の解消に一歩でも近づけるためには、よほどの危機感のある取り組みが必要だと思います。府中市の場合、市内の東京都が保有する都有地の活用もまだ行っておらず、積極的な対策が必要です。たとえば杉並区のように、待機児童解消を求める、お母さんたちの運動を広げることができれば、行政に対して危機感をもって動かすことができると思います。共産党議員団としても、この問題、最優先課題として取り上げていきたいと思います。