府中市議会市庁舎建設特別委員会・・現段階の建設費は211億円
★そもそも市民にとって市役所とは・・
今朝(15日)はJR北府中駅であいさつ、午前中、市議会市庁舎建設特別委員会に出席、夕方に街頭宣伝、夜に市民要求連絡会に出席予定。さて今日の市議会、市庁舎建設特別委員会において、現段階での建設費用の概要について説明があり211億円(当初の概算予定は150億円)と、説明がありました。しかしながら、今後建設労務費や資材の高騰、追加工事などもあることが予想されることから、まだ費用は膨らむことだと思います。また今日は設計を担当している業者の方から、市庁舎の模型と議会棟のデザインなどについても説明がありました。市役所や議場の建物の素材については、けやきなどの木材も活用して、国府が置かれた都市、府中市の「風格」を醸し出すデザインとなっています。
また新市庁舎のポイントは、「おもや」と「はなれ」の2棟構造が最大の特徴です。全体のデザインとしては、府中が宿場町であった面影をそのデザインに生かし、JR府中本町駅と京王線府中駅の間の人の導線をつなぐために、「おもや」と「はなれ」の間に通路が確保されているデザインになっています。工期については、平成33年度中の完成をめざしていますが、恐らく工期はまだ延長すると思われます。
市民にとって市役所とは行政サービスの用事が足せば、それで済む施設ではあります。一方で行政サイドにとっては、自治体のひとつのシンボリックな象徴でもあるのが市役所の建物です。確かに府中市役所の建物は、26万都市の自治体にしては老朽化して質素だと、私も思います。耐震性の課題もあることから、建て替え自体は私も認識は一致します。一方で、市役所の任務は、市民に対する行政サービスを実施するところであります。その点からすると、今度の新市庁舎のデザインと作りは、府中駅周辺をはじめとする、市街地の街づくり政策の要としての、市庁舎建設の色が強いのではないかと、私は思います。いずれにしても、新庁舎建設が市財政に与える影響を極力少なくしてほしいと思います。私もこの点、執行部に対しても、明確に主張していきたいと思います。