「小中教員不足357人、非正規頼み困難に・・67教育委員会調査(毎日新聞)
★団塊世代退職後、適切な教員補充をしなかったことが原因
今朝(28日)は府中駅北口デッキであいさつ、午前中は一般質問提出、午後は赤旗拡大行動など。さて今朝の毎日新聞1面、「社会面に全国の公立小中学校で定数に対する教員の不足が、今年度当初、少なくとも357人に上がった」ことが掲載されています。この理由は「団塊世代が大量退職した後も教員採用が抑制気味で、OBを含む臨時講師や非常勤講師など非正規教員の比重が高まっているが、その臨時講師が減っていることが影響している」と記事にはあります。社会面では「担任すら決まらず、苦肉の策で学生起用」との見出しで、記事では教職員組合の役員のコメントもあり「(教員の)欠員をカバーするための過重労働で、休職につながる悪循環もあり、子どもたちとの信頼関係も築けない」(全教千葉、寺田書記長)と、教員不足が深刻な教育現場の荒廃をまねいていることを伝えています。
★児童、生徒の学力にも悪影響が
当然それは、児童、生徒たちの学力にも悪影響を及ぼすことはまちがないでしょう。教員の長時間過重労働が、結局は教員不足も大きな原因であることが証明されたのではないでしょうか。新聞報道によれば、文科省は教員増員予算を要望していますが、財務省はそれに応じていません。私は12月議会の一般質問で、中学校の部活動問題を取り上げる予定ですが、この教員不足問題もいずれとりあげたいと思います。