「中学教員5割 業務と部活両立に『限界』」(朝日新聞)
今朝(18日)の朝日新聞に社会面にスポーツ庁が調査した公立中学校の運動部の顧問教員の実態調査の記事が掲載されています。記事では「自らの指導力不足や心身の疲労を訴える教員も5割前後」「部活の時間、日数が長い」と答えた生徒と保護者は1~2割にとどまり、教員との意識の差が浮かび上がった」とあります。
部活の悩みについて教員に複数回答での質問には、「校務との両立に限界を感じる」が47.9%、「自身の指導力の不足」が45.1%、「校務が忙しく思うように指導できない」と「心身の疲労、休息不足」はいずれも5割を超えた」と報じています。また公立中学の顧問教員の3割強は「地域でも担える部活動は将来的に地域でも担えるようにするべき」だと回答、保護者側は公立では中高とも4割強が「できる範囲で今まで通り学校、教員が担う」を選択したとあります。
私は12月議会でこの中学校の部活問題を取り上げたいと考え、部活動に関する書籍も数冊読んでいます。元来、学習指導要領において部活動は自主的な活動とされていますが、事実上、学校の先生にとっては強制的に顧問を担わされているのが実態のようです。また過熱する部活の在り方についても、疑問の声が社会問題化しています。そこでいま、保護者と学校現場の先生のお話しを伺っているところです。生徒たちにとって、本当にあるべき部活とは何かについて質したいと思います。