府中市の菓子製造販売の老舗、「青木屋」・・多久島治社長に聞く(読売新聞多摩版)
★124年の伝統に甘えず、多摩の土産から東京の土産をめざして
今朝(31日)の読売新聞多摩版に、府中市を拠点に菓子の製造販売を手掛けて124年の歴史を誇る「青木屋」の多久島(たくしま)治社長のインタビュー記事が掲載されています(「リーダーに聞く」)。記事で多久島社長は「124年の伝統はまねができない売りだ。ただ、それだけでは古くさいものになってしまう」「和菓子を食べる世代が高齢化している中で、いかにして地域の人に買い続けてもらえるかを考えなければならない」と語っています。
今後の展開としては「うちの商品はどうしても多摩の土産というイメージが強い。地元での販売は重要だが、2020年にはオリパラも開催される。多くの外国人が日本を訪れることになり、和菓子を売り込むチャンスだと考える。今ある商品に磨きをかけ、多摩の土産から東京の土産となることをめざしたい」と今後の抱負を語られています。私も青木屋さんが商品として販売している和菓子、「武蔵野日誌」を東府中駅の駅売りで購入して、食べたことがあります。大変上品な味がするお菓子だと思いました。
多久島社長のインタビューからは、124年の伝統に甘えず、常に新しきものを創造していこうという気概を感じました。府中市の伝統を継承しながら、新たなる時代へむけての革新をどのように、バランスあるものにして創りあげていくか。「青木屋」さんの今後が楽しみです。