ブラック部活改革を 教員や学者 学会設立へ(毎日新聞)
★「自発的」実は強制・・教員の過重労働の温床にもなっている部活動
今朝(31日)は府中駅北口デッキであいさつ、午前中は市議会、議会報編集委員会。さて今朝の毎日新聞総合面で学校教員に荷重労働を強いる部活動問題の記事があります。部活動は教育課程には含まれていません。学習指導要領ではあくまでも「生徒の自主性、自発的参加」と定めています。しかし記事では「『実際には教員も生徒も強制されている』と、学会の発起人代表で教育学者の長沼豊・学習院大学教授は指摘する」「生徒全員に加入を強いる中学校も地域差はあるが全国平均で4割近い」「文部科学省の教員勤務実態調査結果では、中学校の6割近くが国の『過労死ライン』である週20時間以上の残業をこなす。その一因が部活動だ」。
記事では大阪府の中学校教諭、杉本直樹さんが「スポーツや文化活動の大会を減らすべきだ。休日の引率など教員の負担を減らし、勝利至上主義を脱することで生徒のためにもなる」と語っています。また「文科省とスポーツ庁は今年1月、学校の部活動に休養日を適切に設けるよう全国の教育委員会に改めて通知している」とのことですが、1997年にも当時の文部省は同様の通達を発出しているにもかかわらず、実効性を伴っていなかったと記事にはあります。
実は私もこの間、複数の親御さんから中学校の部活動問題について、その行き過ぎたあり方について、相談をうけたことがあります。6月議会で私は教員の長時間労働を取り上げましたが、この部活動問題に限って現場の教員、親御さんの声を聞いて、ぜひ今後の12月議会でも取り上げたいと考えています。