1ヶ月150時間の残業、総額年収は約400万、月に1日か2日休めるかどうか・・雇用改善は遠い国のことか?
今朝(17日)は府中駅北口デッキであいさつ、終日選挙活動。さて先日、街頭で宣伝をしていたところ、30代前半であろう若い男性が私に近づいてきて、雇用問題で対話になりました。その彼は放送業界で働いているような様子で、1ヶ月150時間の残業はしているとのこと。「共産党は私のように残業代で稼いでいる者のことを、どう考えているのか?」「残業代がなくなったら生活が成り立たない」と話されました。そこで私は「残業代で稼ぐのではなく、基本給を大きく引き上げて生活できる賃金の保障を、私は企業に要求しています」と返答。その彼に私は「ではあなたの総額年収はだいたいいくらですか?」と尋ねたところ「総額で400万ほど」と言いました。つまり残業時間1ヶ月150時間しても、総額400万。そこから所得税や住民税、社会保険税がひかれると手取りは300万弱でしょう。恐らくサービズ残業で働かされているのだと思われます。その彼は「賃金を大きく引き上げたら、人件費で会社がパンクしてしまう」と返答。「共産党はブラック企業根絶だとか言ってるけど、私が働く業界なんか、昭和の時代そのものです」。今で言う、パワハラや人権侵害の関係がまかり通っているのでしょう。私の印象ではその彼は、今の政治にはまったく期待していない様子で、「投票にはもう何年もいっていない。どの政党に投票しても政治なんか、変わらない」と話していました。こういう勤労者の方は本当に多く存在するのだと、私は思います。