民進党が「希望の党」に合流?!
今日(29日)の時事通信は午前中のネットニュースで、民進党の動向について配信しています。それによれば「民進党の前原誠司代表は28日午前の党執行役員会で、衆院選に向け、小池百合子東京都知事が代表を務める新党『希望の党』に事実上合流する方針を示した。民進党候補の公認を希望に申請した上で、同党に判断を委ねる。午後の党両院議員総会で全議員に説明する」。前原氏は、選挙区で野党候補が乱立しては与党と戦えないとして、野党勢力が結集する必要性があると判断した。前原氏は26日夜に小池氏と会談し、『非自民』勢力結集のため協力したい考えを伝えた。小池氏は、民進党全体の受け入れを否定。一人一人の憲法観や安全保障への考え方を見極めた上で、希望の公認を与える方針だ」と伝えています。
実は私は、民進党と小池新党との連携はありうると思っていました。理由は前原代表が「あらゆる手段を使っても安倍政権を倒す」と言明していたことです。「あらゆる手段」とは、「左」は共産党、「右」は小池新党と連携するという「ウルトラC」を実行するのではと感じていました。推察ですが理由は、前原代表はマスコミ調査では「野党4党(民進、共産、自由、社民)の支持率が低く、これでは安倍自公政権の受け皿になれない」と認識し、サプライズ&ウルトラCで小池新党と合流し、都議選で起きた自民党大敗北の結果を今度は総選挙で巻き起こす作戦、「政権選択選挙」の構図に持ち込むと思いました。
わが党の志位委員長は、「希望の党」は安倍政権の補完勢力であるとの認識で、協力連携はありえないと言明しています。小池新党が野党共闘の「一丁目一番地」である「安保法制廃止」を公約にすれば、共産党が協力する余地はまだあるかもしれませんが、今のところ小池新党からその気配は感じません。本日午後5時30分からの、新宿駅西口でのわが党の志位委員長の街頭演説が注目されます。