30 7月

「取手中学3年、いじめ・・市教委、自殺隠して『突然の死』と説明(毎日新聞)

 今朝(30日)の毎日新聞朝刊1面では先日表面下した、茨城県取手市で2015年11月、市立中3年の中島菜保子さん(当時15歳)が自殺した問題についてふれています。記事では「同市教委が自殺の直後、生徒や保護者らに自殺と伝えない方針を決めていたことが分かった。両親は死亡の5日後にいじめが原因と疑い調査を求めたが、市教委は自殺と伝えないまま生徒へのアンケートなどを実施。『いじめは無かった』と結論づけていた。
 毎日新聞の情報公開請求に市教委が開示した学校の緊急報告書などから判明した。菜保子さんは11月10日に自宅で自殺を図り、翌11日に死亡。学校が同日、市教委に提出した緊急報告書には『自殺を図り救急車で運ばれた』と書かれていた。ところが市教委は同日夜の臨時会合で、生徒らには自殺の事実を伝えない方針を決定。校長も12日の全校集会で『思いがけない突然の死』と説明し、その後の学校の報告書などでも『死亡事故』と表記した。生徒の自殺があった場合に開催する臨時保護者会も開かれず、自殺は対外的に伏せられた」と報じています。そしてこれについて市教委は「事実関係を認めた上で「遺族の意向と受験を控えた生徒らへの影響を考えた当時の判断は適切だった、と回答した」とあります。

私も市議会の一般質問で、いじめ問題を取り上げたことがありますが、いじめにあわれた当事者のお子さん、そして親御さんには本当に深い心の傷が残るものです。それが自殺にまで至ると、計り知れない絶望感を味わいます。「いじめ」は起こるものという前提で、あらためて学校現場の方針を発展させて、今回の取手市教委の対応について文科省は深く分析と総括をして、二度とこうした事態が起こることのないよう、求めるものです。

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