「水戸市議会の議員控室に盗聴器 だれが、何の目的で?」(朝日新聞)
今朝(17日)の朝日新聞37面に、水戸市議会の議員団控室に盗聴器が発見されたとの記事があります。記事によれば「水戸市議会の議員控室で、盗聴器が見つかった。議員たちからは『言論の場が脅かされる』などの声が噴出。監視カメラを設置し、出入りをチェックするなどの事態に。だれが何の目的で。盗聴器調査会社『ティー・アール・エス』(東京都)の男性社長は昨年12月上旬、JR水戸駅近くの路上で、探知機が見慣れた周波数をとらえたのに気づいた。盗聴器でよく使われるものだ。話し声は聞こえない。発信地を探るため数十メートル路地を入っていくと、市議会臨時庁舎に着いた。男性に密着取材中だった民放テレビのスタッフが市に連絡。翌日、保守会派・水政会 の控室で、コンセントに差し込むタイプの盗聴器1個が見つかった」とあります。
また記事よれば「茨城県警は、建造物侵入容疑で捜査に着手。議員や職員から指紋を採取して事情を聴いたが、設置時期や犯人像は浮かんでいない」とのこと。「同会副会長の内藤丈男議員は「(議員同士の)雑談がほとんどで、聞かれて困ることはないが、盗聴器を仕掛けられたことが本当に気味悪い」とコメントしています。
今折しも国会では、共謀罪法案が可決されるかどうかの情勢であり、なんとも嫌なニュースです。卑劣な「耳」ともいうべき盗聴行為に対して、私は憤りを感じずにはいられません。