「東芝 ことし8月に東証2部降格が確実に」(NHKニュース)
昨日(4月1日)のNHKニュースでは、東芝の経営動向について伝えています。それによれば「東芝は3月期決算の最終日となる31日の時点で、株主資本がマイナスとなる債務超過に陥ったことから、東芝の株式は、ことし8月に東証=東京証券取引所1部から2部に降格することが確実な状況となりました。当面は、2度にわたって延期した決算発表を今月11日までにまとめることができるかが焦点となります。東芝は、原子力事業を手がけるアメリカの子会社が経営破綻したことで、3月期決算の最終日となる31日の時点で、株主資本のマイナスの幅が拡大し、6200億円の大幅な債務超過に陥るおそれがあるとしています。このため東証の規則により、ことし8月に東芝の株式が東証1部から2部に降格することが確実な状況となりました。降格すると、東芝は東証1部の企業で構成する東証株価指数=トピックスの対象の銘柄から外れることによって、投資家の信用が低下することも指摘されています」と報道されています。
また3月17日の東京新聞朝刊には、同社の資金繰りについての記事が掲載され、「経営再建中の東芝が、融資を継続してもらうため銀行団に新たに提供する担保の中に、東京の府中事業所(府中市)など関東三都県にある五カ所の工場(京浜、横浜、浜川崎、深谷の各事業所)が含まれていることが十六日、分かった。電力や鉄道関連など幅広い製品を手掛ける主力工場を担保にすることで、銀行団の信頼をつなぎ留める狙いとみられる」と報じました。
「世界の東芝」が、まさか東証2部に降格となる時代が来ることを予測した方はいないでしょう。府中市にとって企業城下町のシンボル的存在であった東芝府中事業所の今後が心配されます。