市議会一般質問・・過熱するオリパラキャンプ地の誘致合戦を斬る(目黒議員)
府中市議会定例会の一般質問が21日と22日に開催されましたが、共産党議員団からは目黒重夫議員が「2020年オリパラ東京開催にむけ、過熱する誘致活動について」、質疑をしました。目黒議員は、昨年の市長選挙にて、高野市長が公約に掲げた、2020年オリパラ東京開催にむけ、「府中市がキャンプ地の1つに立候補することには、異論はない」と主張。しかしながら、その過熱ぶりと安易な行政主導の在り方、また税金を安易に投入する姿勢について問いただしました。以下、目黒議員のブログでは次のように主張しています。「朝日サッカー場(朝日町)の改修費は3億6千万だけかと思ったら、さらにトレーニング棟の仮設費として2億7千万円かかることが分かった。現在分かっただけで合計6億4千万円になる。私が言いたいのはお金のことだけではない。なぜ市内トップチームの参加が見えないかである。これでは府中が手を挙げた意味がない」
「もう一つは、朝日サッカー場はスポーツ祭東京(多摩国体)の時に3億7千万円で改修をしている。それから3年しか経っていない、それをまた改修するというのだ。これ以上の『無駄遣い』はないと思うのだが、『世界のトップ選手を間近で見られる』『子どもたちに夢と希望を与える機会』などと誘致活動を進めるとの答弁だった。高野市長が公約に掲げ、先頭に立って進めてきた誘致活動だけに『このまま進むか、立ち止まるか』は市長しかできないと締めくくった」とあります。
オリパラのキャンプ地誘致問題で、高野市長に本会議場で正面から意見(異見も含めて)を主張した目黒議員に対し、他会派の議員の中にも、また市職員のなかにも「実は同感の思い」をされた方々は、いるのではないでしょうか。