旧府中基地跡地の留保地は市民の願い第一の活用を!
今朝(31日)は府中駅北口であいさつ、午前中は赤旗拡大行動など。さて、先日もブログで記載しました、旧府中基地跡地の留保地の活用をめぐる問題で、浅間町住民の方から寄稿いただきましたので紹介します。
浅間町の生涯学習センターの北側にある通信塔と、その下の建物は『府中通信施設』と呼ばれる米軍の軍事施設です。他に航空自衛隊府中基地の建物の一部を、2014年までは日米が共同使用しており、自衛隊と米軍の結びつきの強さを思わせます。日米地位協定では、『米軍が不要となった施設・ 区域の返還義務』を定めており、パラボラアンテナや建物等が残る自然林に戻った部分はすでに返還され、国が管理する留保地として跡地利用が課題でした。一時期、公務員宿舎の建設や国立医薬品食品衛生研の移転が計画されましたが、地元の反対などで2012年9月に利用計画が白紙に戻りました。その後、市は計画の見直しに着手し、平成2016年2月に『将来の課題や市民のニーズに対応』、『周辺住環境や自然との調和』等の基本方針を決め、2016年11月に事業推進主体の『民間』と『公共』が使い分ける六通りのイメージ案などを示す、利用計画素案(案)を提示し、この1月13日と15日に地元で説明会がありました。
当日説明会には、は延べ50人が参加し活発な意見、質問がありましたが、具体性に欠け多くは今後の検討協議会などによる策定作業に委ねられます。近隣住民の間では、『住民の代表も検討協議会に参加を』と関心を強めています。埼玉県入間基地の留保地活用をめぐっては、その跡地利用計画を決めたあと、防衛省から『自衛隊病院をつくる』案が提案され、市当局がこれを受け入れてしまいました。府中市では、ぜひ住民も納得する平和的な利用を全市民の力で実現したいものです。