「16年度税収 前年割れ・・アベノミクス失速鮮明」・・毎日新聞1面トップ
今朝(2日)はJR北府中駅前であいさつ、夕方も宣伝を予定。一般質問の準備など。さて今日の毎日新聞朝刊1面では、「16年度税収、前年割れ」、6面には「アベノミクス失速鮮明」との記事をかかげています。記事によれば、「16年度の国の税収見通しが15年度実績(56,3兆円)を下回り、55兆円台後半になる」と伝えています。「政府は12月中に第3次補正予算案を編成して、税収の不足分を赤字国債の発行で賄う方針」とのこと。さらに、記事では「年度途中に財源のあてのない赤字国債発行はリーマンショック直後の09年以来、7年ぶり」とし、6面では、「法人税の減少が大きな原因」とし、「税収増を追い風にしてきた経済政策(アベノミクス)が、税収減で転換点をむかえそう」と報道しています。
紙面では「こうした事態は政府がかかげる財政健全化目標の達成にも影響を与えかねない」と伝えています。今回の政府による、いわゆる「歳入欠陥」の事態に陥ったことで、「安倍政権は経済成長なくして財政再建なしとして、歳出拡大による経済成長を重視してきたが、税収減で政策の見直しを迫られる」と、毎日新聞では伝えています。そのうえ法人税の減税を継続するとなれば、さらなる歳入減が予想されます。
府中市でもこの間、税収増が数年続きましたが、この要因の1つに、市内の大手企業からの法人市民税が増収になったこともありました。しかしながら、今回の政府の歳入欠陥の事態は、府中市の今後の財政にも影響をあたえることは必至と考えられます。