現場から介護の実態の告発と、心の通い合う介護保険制度を実現するために・・府中社会保障推進協議会が学習会
29日(土)午後、府中市の教育センターで、府中社会保障推進協議会主催による「第10回社保学校」が開催されました(参加40名)。今年のテーマは「“介護を受ける”とは?—制度と現実のギャップを乗り越えよう—」のテーマで開催されました。講師には、府中市議会議員を3期務められた、佐々木(旧姓 毛利)節子さんが講演をされました。佐々木さん自らも現在、福祉・介護のサービス事業の運営に携わっている経験をもとに、介護現場の実態を紹介、同制度の改悪が強行されている現場の生々しい実態を告発。今後、府中市でも新総合事業という名のもと、介護保険料だけは徴収されるものの、実態に見合う介護サービスが、さらに受けられなくなる可能性についても語られました。
講演を聞いて私は、この介護保険制度の運用面において、現場では介護を受ける側も、また介護サービスを行う側にとっても、お互い人間と人間の心の通い合うような制度の運用が行われていないものだと、つくづく感じました。佐々木さん自身も、ご主人がALS(筋委縮性側索硬化症)という難病患者の方でもあり、そのご主人の介護を20年以上にわたり、されている方でもあります。私は今後も、介護保険運用の実態を調査し、府中市でも来年4月からスタートする、介護保険の新総合事業化の制度運用の問題点について、議会で取り上げていきたいと考えています。