府中市職員の自衛隊研修について・・毎日新聞も掲載
インターネット上でもかなりの反響がよせられている、府中市職員入庁3年目の研修問題、今日(28日)の毎日新聞が朝刊・多摩版にて「府中市職員 空自基地研修へ」「若手50人 災害時の行動テーマ」との見出しで取り上げています。記事によれば「災害時に規律ある行動を自衛隊に学ぶ」とのテーマで行うこと。また「担架による傷病者の搬送や包帯を巻くなどの応急措置、消火栓に実際にホースをつなぐなどの消火訓練も行う」。また今回自衛隊で研修する経過については「警察や消防機関などに打診したが、対象者50人を受け入れる組織がなく、調整が難航」「地元の府中基地に打診したところ、受け入れが実現」とあります。また職員課のコメントとしては「大きな災害が起こった場合、市職員は初動が問われる。研修を通じて心構えを高めてくれると思う」とあります。私も市職員の方々が災害などの危機管理に対応する能力を備えることについては同じ認識です。同時に震災時における市の職員の対応で肝心なことは、たとえば避難所で緊急避難生活をされる住民のみなさんに対し、避難所への救援物資の受け入れ態勢や適切な配給の確保体制を確立すること。また水道やガス、電気などのライフラインの復旧に迅速に対応するなど、住民の命と健康を守り、一日も早い生活の再建にむけた取り組みを研究、学ぶことが必要ではないか。今回の空自研修がはたしてそうした危機管理に対応するのに、適切な内容かどうか、詳細を明らかにして研究する必要があると思います。