府中市の小中学校の学校老朽化対策を急げ!
今日(29日)は一日、政治対話活動を展開、東京土建の組合員さんを中心に訪問しました。さて先日、私は府中市内の公立小中学校を1校ずつ、市の教育委員会事務局の方と、学校老朽化施設の点検を目的に訪問しました。いずれも校舎建設から40年以上たつ古い校舎の学校です。私は以前から、府中市内の小中学校の校舎が老朽化していることは聞いていましたが、現場を見ると、確かに愕然とするほど古い校舎で驚きました。私自身が30年以上前に通学していた、小中学校(横浜市青葉区)の校舎の様子とまったく同じ。それはまるで私自身が昭和の時代に戻ったようでした。児童、生徒たちが使用している机といす、黒板、下駄箱、本棚の古さ。さらに驚いたのは、トイレが古く、とりわけ男子生徒の小便用便器の古さにびっくり!「こんな小便器は、よほど昔からある公園や公民館などに設置されている便器そのもの。探すのに苦労するほど古い便器ではないか!」と思いました。訪問した学校では、男子用小便の便器は水が流れず、夏場になると悪臭がただよい、トイレ付近の教室で給食を食べている生徒にも悪臭が漂ってくるとのこと。ほかにも、古すぎて開閉できない窓ガラスやドア、雨漏りの状況など、老朽化の問題がたくさんあります。以前、わが党がいっせい地方選挙の戦いのとき(1999年)、「庁舎ピカピカ、校舎ボロボロ」というスローガンで、東京の自治体選挙をたたかっていたときがありましたが、あれから17年たち、今もそれを彷彿とさせる校舎の造りが、府中市内の学校校舎にあるのは驚きでした。事務局の方に聞くと、今後改築修繕や立て直しが必要な公立小中学校の校舎は33校あり、平成31年ごろから、毎年1校ずつ修繕や立て直しに着手するとのこと。学校1校につき3年間は工事が続くので、33校が完全に改築するには99年間かかってしまう計算で、気の遠くなる年月です。確かに学校老朽化の問題は府中市だけではないのですが、いかに政府の教育関係への予算が貧困であるかを、現場を見てよくわかりました。「国家、民族繁栄の基礎は教育にある」と言いますが、日本の将来がさらに心配になりました。引き続き、教育問題にも力をいれて議員活動をしたいと思います。